パナソニック汐留ミュージアムで開催されている
「ルオー」の展覧会に行ってきました。
あまり私の描くものと変わらないような気もしますが。
次回作はイコン(キリスト教の宗教画)みたいなものを
描きたいなと思い参考になればと出かけました。
私にとっては「イコン」も「インコ」も同じです。
おそらくルオーにとっても
色彩と生命力の輝きは同じように価値のあるものでしょう。
その次の作品の原案が、やはり実物の絵を見ると
どんどんわいてきます。
「聖心」というハートの上に、十字架が刺さった絵が
ありましたが、色彩の雰囲気もタロットカードみたい。
占いのベースは、宗教学なのですね。
私、ミッションスクールの出身なのですが、
名門富裕女子校の代名詞である聖心という言葉は、
文字にインパクトがあるなと思いつつ、
心臓の動きという意味がある言葉と、初めて知りました。
聖心出身というだけで舌なめずりする男もいますが、
実態は、東大慶應専門の肉便器です。
はたして、名門ミッションスクールでも
貞節な女子学生は滅びたのでしょうか。
マグダラのマリアのような
娘ばかりになりましたね。最近の女子大生は。
そこまでの知性と謙虚さも野心もなさそうですが。
パナソニック汐留ミュージアムは
パナソニックのビルの中にあり、
社員の入り口の反対側なのですが、
パナソニックの社員って、
死んだ魚のような目をしていますね。
誰も美術品に興味がなく、見学もしなそう。
せっかくの美術品も宝の持ち腐れです。
警備員は関連子会社から派遣されてくるのか
知性品位のかけらもなく、正社員に媚びを売って
挨拶しています。
もう機械に警備させればいいのに。
「松下電器は、物ではなく人を作っています」
と言った松下幸之助がこの従業員たちを見たら
悲しくなるか怒り出すか。
日本の白物家電は、外国にやられてしまうわけですね。
夕方になるといそいそしだしたのは、
新橋の飲み屋街へ行くために、
にわかに活気づいたのでしょうか。
この方たちにとっても『聖心』とは
ルオーの絵画ではなく、
酒とオナネタの女の園のことなんでしょうね。
今読んでいる本にちょうど私の好きな名言
「人は誰でも15分だけ世界の有名人になれる」
(アンディ・ウォーホール)
が出てきました。
私はこんな魚の死んだ目の会社員とは違う。
野心、向上心のない男は大嫌いです。
ルオーの『盛り花』という絵と
私の描いたバラ。
何も差がないように見えるのですが。